9月22日、多摩センター駅から歩いて7分程の多摩美術大学美術館で開催中の
「今井兼次の世界Ⅳ」と講演会に梅窓会宮原副部長、日本学園小川理事と伴に
行ってきました。講演会はこの日のみですが作品展示は10月14日まで開催されています。
「今井兼次の世界Ⅳ」と講演会に梅窓会宮原副部長、日本学園小川理事と伴に
行ってきました。講演会はこの日のみですが作品展示は10月14日まで開催されています。
【今井兼次先生について】
【作品展示】
「社会への奉仕 戦後の作品から」
「社会への奉仕 戦後の作品から」
本美術館ではテーマごとに「今井兼次の世界Ⅰ~Ⅲ」を開催してきて、第四回目となる今回の展示は多摩美術大学・今井兼次研究会による最新の成果として、今井兼次先生のー社会への奉仕 戦後の作品からーをテーマに戦後の公共建築を中心とした作品に関する設計図面、エスキース、スケッチ、模型などが展示されました。戦後の作品「東洋学園大学フェニックスモザイク」を始め「大隈記念館」「ユネスコ村」「碌山美術館」など、公共建築を通して今井先生の「社会への奉仕」の想いがあった訳です。
【講演会】
「今井兼次 愛と祈りの中の建築制作」
講師: 石川恒夫(前橋工科大学院教授)今井兼次研究の権威
講演内容
家庭愛、母校愛、市民愛、祖国愛、人類愛は愛の一環であり連鎖である。大隅重信に教えをうけ早稲田大学で育まれたこと、両陛下に倫理のご進講をされた杉浦重剛に教えを受け日本中学で育まれたことから、今井にとっては二つの母校愛がある。またマリア静子(奥様)とともに育んだ祈りと平安に満たされた家族愛、大多喜町の風土に生きる純粋な町民への愛、ユネスコ村建設に伴い育まれた平和と調和、人類愛などが今井の建築制作すべてに貫かれている。しかもそれらは愛の一環であり連鎖である。
何故作品が学校、町市役所、教会、美術館、遊園地、音楽堂なのか、今井先生が建築に込めた想いを知る事ができ感動的な講演でした。今井建築の奥深いものを感じとることができ、母校一号館を改めて観賞してみようと思っています。